ぬくめる

日記です

ぬくめたい

他愛のない話をするとき、何も言葉が出てこなくて、頷くばかりになる。いちど文章にしたことや、普段から考えていることは話せるのだけれど、雑談となると頭から言葉が消え去るような感じになる。会話が下手っぴだ。だからこうやって文章でたくさん考えておこうと思う。自分の心のことだけじゃなくて、好きなものとか、好きな人たちのこととかを考えたり、いつもはどうでもいいと思っていることを観察してスケッチみたいに記していきたい。

でもいまは心が大変なので、心のことを書く。

しんどいことをそのまま書いているので、体調がよくなかったり、心がつらいよ!という状態の方は、また今度読んでくださったら嬉しいです。読む読まないは自由だし、流し見でもよい、人は自由…

 

学校のこと

2年生になってから、学校に行くのがつらくなってきた。教室に居るのは大分と楽になったし、緊張も和らいできたけれど、学校や先生・クラスメイトに対するイメージが、中学・高校と変わらない。他のところは変化したり成長していても、このイメージだけは変わらない。

学校にいる間は、中学や高校の自分と一緒に過ごしている気分になる。一体となっている。不登校であるだけで他人に気を遣わせてしまう、負担になってしまうと思い込んでいる。カウンセラーの先生にしか相談できない。もう21歳になるのに、自分がとても未熟であるように感じる。いまも不登校の真っ只中にいる気になってしまう。

こう感じてしまう原因には、

  1. 不登校は未熟だからなるんだ」と思い込んでしまっていること。そんなわけないのに、それを内面化してしまったこと。
  2. 母(家族)の対応が変わらないこと
  3. 空白の時間を取り戻すことに納得いかないこと

が挙げられるのではないかと思う。

まず1について。私は不登校状態にある自分のことをひどく責めてきた。学校に行けない自分を罰しないといけないと思って、ツイッターや知恵袋で「不登校」と検索をかけては、誹謗中傷を読んだりだとか、とにかく自分で自分を罰することで、生きる権利を得ようとしていた気がする。親に言われた言葉や、先生に言われた言葉は恐ろしくて、自分を脅かすものばかりだった。それらを内面化してしまって、屈服寸前までいってしまった。こびりついている。悔しいし、恨めしくもなる。けれど生きたいので生きていくし、自分を大切にしたいから大切にする。

不登校は未熟だからなるのではありません。不登校は抵抗のひとつです。自分を守ろうとしている立派な抵抗です。大切な自己主張です。あなたは孤高です。孤高でもあるし、人とつながることも、もちろんできる。あなたは弱くもあって、強くもあるよ。それはみんなそうなのだけれど。あなたは特別かっこいい。私はあなたが特別に好きだ。本当に尊敬している。

2のこと。家族なりに考えているのだろうし、対応も変わってきたけれど、休みが増えてくると、母に焦りが出てくる。「父には黙っててあげてるけど、これ以上休んだら、言うからな」と言ってきたり、将来のことを心配される。学校に行っているはずの私のいる家に帰ってきたとたん、ため息をつかれたり、怒りをあらわにされたり、朝にドアをどんどん叩いたり、挙げ句の果て蹴ったり、怒号がとんできたり、部屋に強行突破されることは、もうないけれど、母が焦ってイライラしてくると、これらのことを思い出し、いっきにあの苦しかったときに引き戻されるような感覚になる。母がため息をつく、怒っているだけで、目をぎゅっと閉じたくなる。

3のこと。空白の時間とは、学校にいなかった時間のことだ。部屋で過ごしていた時間。自暴自棄になって、人生がどうでもよくないのに、どうでもよくて、勉強する気力がなくて、人と関わるのも自分は不登校だからと抑え込んでいた。普通に勉強したかった。友だちと話したかった。家族と話したかった。やっぱり自分は未熟で、成熟しなくちゃいけないと思っていて、学校でも適応するために頑張っては、馬鹿みたいに疲れている。

 

話下手なこと

こんなに喋れないのかとびっくりすることがあるけれど、ゆっくりやっていけばいい。親しい人とは話せるんだから。親しい人と話すときでさえ不安になることもあるけれど、その人たちの胸を借りよう。同世代や大人と話すのに緊張しまくるけれど、もう、緊張しながら頑張れ。喋りたくないなら喋らないでいいよ。無口でいる代わりに仕事はできなくちゃとか思ったりしてしまうことを、もっと考えていきたい。

 

家のこと

家を出たい。一人暮らししたい。母に「家帰ったら、あんたおらんかったから、おばあちゃんところに家出したんかなと思った」と言われ、ゾッとした。この家に不満があるんだろ、出ていきたいんだろ、と言われたような感じがした。私も母に対しての当たりがきついし、母もそれに応戦するので、バッチバチになる。「おばあちゃん家住みたい」と言いまくる私も悪いのかもしれない。

 

演劇のこと

演劇、とても楽しい。かっこよくて優しい人たちに出会って、こんなふうになりたいと思った。演劇を続けていきたい。演劇なら、人と関わることを頑張れる。演劇が楽しいから。表現することや、考えること、皆んなとやることが楽しい。うまく話せなくて落ち込むこともあったけれど、まぁ初めはこんなもんだよ、と思えるくらい、演劇は楽しい。

 

失恋のこと

失恋した。びっくりした。カノジョのカの字もなかったのに、その人から「カノジョ」って言葉が出てきて、それはその人のカノジョに間違いなくて、びっくりした。突然のカノジョにびっくりした。喫茶店でその人を含め4人で話していたのだけれど、カノジョ以降、水をすすることしかできなかった。びっくりした。