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日記です

夏ですね

自転車を漕いだ。影ができていた。当たり前のことだけど、驚いた。ずっと家にいると影の存在さえ忘れてしまう…。影は新しいフォルムになっていた。一昨日髪を切ったからだ。わたしが変われば影も変わる。なんか面白いし、ちょっと、詩っぽくて格好良くない?と、おもった。ので、ここに書いておきます。

風がビュービュー吹いている。ふらっふらの蝶々とぶつかりそうになった。都会って、蝶々とぶつかりそうになることは、あるのだろうか。田んぼの泥臭い匂い、白い犬の側をおそるおそる通る、細道に入ると、青いススキが顔に当たる。

はー、田舎。誇れるほどの田舎じゃないけど。あー、夏だ。ジブリだ。夏になるとジブリ映画を観たくなる。ジブリの夏!!金曜ロードショーきますね!あとサマーウォーズ時をかける少女もきますね!

ということで、「ルージュの伝言」を聞こうと思ったけど、イヤホンをしながらの自転車運転は罰則なので、しなかった。わたしは2メートルくらいの信号も守る女。

ついたついた。図書館。快適、涼しい。真っ先に新刊コーナーへ行って、それからずっと気になっていた尾崎翠さんの全集を手に取った。ミッションクリア。読みきれないくせに五冊借りた。あらゆるジャンルを均等に借りようと思っていたのに、やっぱり偏ってしまった。綿矢りさみうらじゅん穂村弘。もっと幅を広げたい。けど、綿矢りささんの本は初めて読む。『勝手にふるえてろ』の書き出しはわたしじゃん!となった。すごいなぁ。

小説と演劇、それから映画に詳しくなりたい。落語も知りたいし、なんでも知りたい。小説はぜんぜん読んだことがない。でもツイッターで「漱石LOVE」みたいなことを言ったので、本を読む人だと思われている。けど、夏目漱石は「こころ」しか読み切ったことがない。「吾輩は猫である」「坊ちゃん」はまだ途中だ。「坊ちゃん」においては、まだマドンナが出てきていない。でもこれだけは言える。夏目漱石は……すごい。文章表現にとても感動する。「吾輩は猫である」と「坊ちゃん」にはキュンとくるグッとくる表現がページを捲れば必ず出てくる。

そうだ、わたしの計画。それはグッときた言葉をノートに書くこと。メモする。文字じゃなくて、街中の言葉も。ノートに書くことによって、何を得るかは分からないが、その言葉がわたしだけのものになった気がして、嬉しくなる。最近だと男子小学生が「カブトエビでてこい!!」と田んぼに向かって叫んでいたのがグッときた。

感受性。感性。欲しいなぁ。この夏の目標、演劇においては「観察して変化を捉えて、どう変化したか、なぜ変化したか、変化したことでどうなったか、言葉にできるようになりたい。演出の方がなぜこういう指示を出したのか、なにを考えているのか、自分も考えて注意深く観ること」。文章においては「諦めずに粘る、下手でもベストを尽くす。日記しか書けないし、文章の種類を知らなさすぎるから、いろんな本を読む。語彙力と表現力が欲しい」。

去年の今頃は、家に引きこもっていたなぁ。定時制への転入を決めて、9月にある受験までダラダラしている頃。7月末にバイトを始めたっけ。生き延びたんだなぁ。いまも変わらないような生活してるけどな。もう単位は落としたくないよ。去年の君のために頑張るよ。あと未来のわたしのために。

図書館の帰り、ドラッグストアへ寄って、ヘアカラー剤を買った。ココアブラウン。髪の毛を染めるかどうかは分からない。高校生だし、高校生の年齢だけど、自分が高校生だという実感がない。制服も捨てちゃってもう着れないし、同い年は2020年に卒業するし、わたしの卒業は見当たらないし。だからもうただの17歳の人間として生きる、と決めて、そのために「髪を染めるぜ!」と興奮気味に決意したのだけど、高校生で髪を染めている人は、いくらでもいるのだ。黒髪に執着している自分いやだなぁ。でも、この曖昧な状況をどう生きていけばいいのか分からないんだよなぁ。集団に属することは大変だけど、すこしだけ楽なのかもしれない。進路や人生においては。でもわたしは

「辛いことや、苦しいことがあっても、将来が不安でも、誰かが言ったからではなく、自分の人生を、自分で考えていく。OK?」

という言葉が、支えてくれているので大丈夫です。

趣向ジュニア『大阪、ミナミの高校生』

に出てくる神様の言葉。

…髪を染めるのはどうしよう。

みなさんお元気で。読んでくださって有難うございます。新聞を書いて、ここにアップするのもいいかなぁ、と思っています。文章の達人になりたいですね…あと演劇の達人…