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日記です

11月21日

日付感覚がない。きょう何日だっけ、を一日に5回くらい繰り返す。きょうも学校へ行けなかった。三週間くらい行けていないのかもしれない。とてもつらい。家にいるのもつらいので、図書館へ行った。図書館は割と人が多かった。おじいちゃんおばあちゃんが本を読んでいる。勉強しようと思って教材を詰め込んだリュックが頭が痛くなるほど重い。結局借りただけで終わった。新美南吉の全集三冊。日記と書簡だ。人の日記と書簡を合法的に読むことができるなんて。日記と書簡のコレクターになりたい。リュックに全集三冊は入らなかった。全集であることを忘れていた。せっかく司書さんが書庫から探し出してくださったのだから、返すのも申し訳ない。自転車のカゴに三冊を乗せた。本にも申し訳ない。

帰り道、中学の頃すきだった英語の先生がいま勤めているらしい交流センターのそばを通る。先生いないかなと思ってしまう。夏目漱石宮沢賢治を教えてくださったのは先生なんですよ。新美南吉の全集を借りている私になにかお言葉くださいませんか。会いに行く度胸がなくて、ペダルを漕ぎつづけた。

気分がとても暗い。外も暗くなって夜。わたしはいったい何をしているんだ。何かしなきゃと本を読む。ぜんぜん頭に入ってこない。全集三冊をいっぺんに借りたのは馬鹿だったな。この全集が欲しい。

とても気分が暗い。いつのまに死にたいのが当たり前になったんだろう。当たり前になって、いまは死にたさを飼いならすことができるようになった。でも、発作的にくる死にたさにはまだ対応しきれない。もう何にもできないし、したくない。けど、やらなくちゃいけないことがある。

日記を書く。たらたら書く。少し楽になる。わたしの最強のラッキーアイテムである「坊ちゃん」を思い出す。でも、きょうはもう寝よう。本とともに寝る。朝には枕元に「坊ちゃん」がいる。おやすみ。